暴力の人類史とその反証論文

暴力の人類史がビルゲイツのオススメ本として紹介されていました。
ビル・ゲイツが「ここ10年で読んだ最高の一冊」を発表、選ばれた「永遠のお気に入り」とは? - GIGAZINE
この本では、「人類の暴力の件数は歴史的にどんどん減ってきる。つまり、世界はどんどん安心安全な方向に向かっていると解釈できる」と主張しています。

一方最近、PNASという権威ある雑誌でその主張に対する反証論文が出ています。この論文では、人口の増加分を考慮すると、殺人件数は減ってないと主張しています。要するに、人類の暴力性とその発露自体は対して変わっていないのではないか、という主張です。
Population is the main driver of war group size and conflict casualties | Proceedings of the National Academy of Sciences

どちらの主張も興味深く、これからも論争は続いていくのだと思いますが、こういう風に、大御所の意見もチャレンジされるっていうのは見ていて気持ちいいですね。個人的には、暴力に対して各種の技術革新が与えたインパクトとかは気になります。