自然に多く触れることは精神疾患のリスクを減らす?

あっという間に年末も近づき、数週間後には日本に一時帰国です。東京や京都・大阪で過ごす予定ですが、毎回東京に行くと思うのが圧倒的な人の多さと建物の多さ。ロンドンも中々ですが、東京都心には敵いません。

Neural correlates of individual differences in affective benefit of real-life urban green space exposure | Nature Neuroscience
これは先日Nature Neuroscienceに出た研究ですが、都市生活を送る上で自然に多く触れることは精神的な健康にとって良いという結果に。前頭葉の活動の仕方も違うみたいです。よくある大規模アンケート調査の結果だけではなく、スマホアプリを使って個人内での短期間での変動も追跡した結果を出してる(また、その結果が独立コホートでも再現されている)のが研究的な面でのポイントでしょうか。

特に脳の結果はそこまでロバストな結果だと思えないので適当な紹介になりました。が、個人的には都会生活を送るなかで自然に触れることは効果があると思います。大学院時代を過ごしたけいはんな地区や、今住んでいるオックスフォードは学研都市なので、街の風景も人ものんびりしたところです。そんなところから東京に行くと、刺激が多すぎて歩いているだけでも脳の疲れを実感します。そんな時に公園に行ったりするとリラックスすることは肌で実感しているので、こうした効果があっても全然おかしくないかなとは思いますし、それは当然に脳への影響もあると思います。まあ、心が落ち着いている時は星空が綺麗に見えたりするものですし、因果関係を逆にした効果もありそうです。それ以外にも物凄く色んな影響が交絡していると思いますが、いずれにせよ効果があるんじゃないかなと。

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家からオフィスまでは徒歩15分程度で、普段は歩いて通っています。その経路での風景。オックスフォードでの生活は大変なことも多いですが、人が多過ぎないところ、カフェの数が多くていつも空席があるところ、そして自然が多いところは気に入ってます。