人間が、人工知能のために働く時代

人間とインタラクションしながら人工知能の精度を高めていく、というアプローチに興味があります。
[1801.08230] Deep Interactive Evolution
この論文では、GAN(Generative Adversarial Network)という、画像研究で流行っている人工知能モデルを使っています。このモデルの出力に対して、人間がフィードバックを外から与えてあげて得たい方向性に近づける、ということを繰り返すことによって、人工知能の出力を思い描く方向に近づけていくことを試みています。

例ではニコラスケイジっぽい画像を出そうと努力していますが、正直なところかなりニコラスケイジ度は怪しい。ですが、こういう方向性は面白いと思います。

そもそもこの研究では、GAN自体は出来合いのものを使っています。その出来合いのGANが作れる範囲の画像の中から、なんとか人が欲しいものに誘導しようとしている。なので、そもそもGANを作る段階、つまり人工知能の構築段階から人のフィードバックを入れてあげるやり方もできそうだなと思いました。具体的な問題は思いつきませんが、クラウドソーシングとか使って、大規模にやったら面白いことができそうな気がします。

これと関連して、実際、最近はそういう"人工知能のためのお手伝い"的なお小遣い稼ぎが結構あるみたいで、ヤフーやクラウドワークスではそれなりな量のお仕事が投げられているようです。そのうち、そうしたお仕事に対する各自の仕事ぶりも人工知能によって仕事ぶりが評価される時代も来るでしょう。人工知能のために仕事して、人工知能に評価されて、、、みたいな時代がすぐそこに迫っているのかもしれません。