社会的な"偉さ"に関する脳活動

脳には、特定の物体や人の顔に対応した神経活動があると言われています。ある人の脳活動を見ただけで、その人が今何を見ているかを当てたりすることができるのは、そういった活動のおかげです。


ただ、現実世界の物体や人には、もう少し高次の情報も付随しています。例えば、「その人の社会歴な地位」とか。以下の研究は、そうした高次の社会的な地位のような情報に対応するような神経活動があることを示しました。
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偏桃体という脳部位にそうした神経細胞があり、興味深いことに、同じ部位に報酬の量に反応する神経細胞もあったとのことです。つまり、社会的な地位といった抽象的な量と、報酬の量という具体的な量に対応する神経細胞が似た脳部位にあったとのこと。

もしこうした神経細胞の活動を人為的に操作することができれば、ある物体や人に感じる社会的な地位を操作することも可能になるかもしれません。もちろん、今の技術ではまだまだ夢物語ですが、そのうち、政治家や商品、知人に対して感じる"偉さ"が操作できる時がくるのかも。