網膜画像から様々な病気を判定

網膜の写真に対して人工知能技術を適用することによって、様々な病気の判別や予測ができるようです。

まずこちらのGoogleの研究は、網膜の画像から糖尿病網膜症を専門家と同レベルの精度で判別できることを示しました。
www.nature.com

次にこちらも同じ網膜の画像を用いたGoogleの研究で、心血管疾患のリスクもわかることがわかったとのことです。
https://research.googleblog.com/2018/02/assessing-cardiovascular-risk-factors.html
www.nature.com

糖尿病網膜症も心血管疾患も非常に重大かつ患者数も多い病気であるため、このような手段により専門家と同レベルの診断や予測ができることは社会的なメリットも大きいです。

自分がこれらの研究で特に面白いと思ったのは、どちらも「人工知能がどんな情報を用いて病気を診断・予測したか」を論文の中で議論していることです。これは近年よく使われている「注意機構」という技術を用いて実現しているのですが、人工知能批判によくある「中身がブラックボックスである」との批判に対して回答しようという心がけを感じます。